最近、テレビなどで『フレイル』や『サルコペニア』という名前を聞くことが増えてきました。高齢者では、加齢や運動不足、栄養不足などが続くと筋肉の質や量が低下してしまいます。このような状態を『サルコペニア』と呼びます。高齢者では一般に、下半身の筋肉から減少するため、このサルコペニアがあると、歩くスピードが落ちたり、入浴(浴槽への出入り等)やトイレなどの動作がしづらくなったりします。また、体のバランスを保つ機能が低下し、転倒や骨折のリスクが高くなることもあります。こういったサルコペニアを防ぐために、まずはご自身の筋肉の状態を見てみましょう。サルコペニアのセルフチェックとして、簡単にできる内容を以下にお伝えします。以下、きょうの健康2020年9月号より引用 ①指輪っかテストこのテストでは、ふくらはぎの筋肉量が、体格に比べて十分に維持されているかどうかが分かります。両手の親指と人差し指で作った輪っかより、ふくらはぎが細ければ細くなるほど、サルコペニアのリスクが高くなります。 ②5回いす立ち上がりテストこのテストは、いすから立ち上がって座る動作をできるだけ速く繰り返すことで、身体機能が低下しているかどうかを判断します。 注意点:上記のチェック方法はあくまで目安であり、これだけでサルコペニアがあるかどうかを判定できるわけではありません。気になる症状がありましたら、当院を受診して頂くことをお勧めします。次回は家でも気軽にできるサルコペニア対策トレーニングについてお伝えしますね☆
①指輪っかテスト
②5回いす立ち上がりテスト
次回は家でも気軽にできるサルコペニア対策トレーニングについてお伝えしますね☆