腰椎分離症
《原因・特徴など》
- 腰椎の椎弓という部分(骨)が分離する病気で、多くが第5腰椎に発生します。
- 原因は、少年期にスポーツ活動で腰椎に負担がかかる運動を繰り返すことで起こる疲労骨折と考えられています。
《主な症状》
- 腰痛、臀部痛、下肢のしびれなどが生じます。
- 無症状のこともあり、分離があってもプロスポーツ選手として活躍している方もみえます。
《検査》
- レントゲン写真で診断できますが、発症初期など分かりにくい場合はCTやMRIが有用です。(当院にはCTやMRIの設備がございませんので必要に応じて検査が出来る施設をご紹介いたします。)
《治療》
- 初期であればコルセットを装着し安静にすることで分離部の癒合が期待できます。
- 癒合しなくても腰痛がなくなれば、日常生活やスポーツにも復帰可能です。
- 強い腰痛が長期にわたるような場合は手術を行うことがあります。