ロコモティブシンドローム
《原因・特徴など》
- ロコモティブシンドロームとは運動器の障害により歩行や立ち座りなどの移動機能が低下した状態で、要介護のリスクが高い状態ともいえます。
- ロコモ人口は予備軍も含めると日本の人口の3分の1にものぼると言われており、その予防・改善は不可欠です。
《主な症状》
- 下肢の筋力やバランス能力が低下し、転倒しやすくなったり、日常生活の様々な活動に支障をきたします。
《検査》
- 移動機能の低下を調べるための3つのテスト(立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25)があり、まとめてロコモ度テストといいます。
- 自己チェック法としてロコチェックがあります。以下の7項目のうち1つでも当てはまれば注意が必要です。
- 片脚立ちで靴下がはけない
- 家の中でつまずいたりすべったりする
- 階段を上がるのに手すりが必要である
- 家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)
- 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2個程度)
- 15分くらい続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
《治療・予防》
- 片脚立ちやスクワットなどのロコトレ(ロコモーショントレーニング)が有効です。できる範囲で構いませんので継続して健康を保ちましょう。