腰痛症
《原因・特徴など》
- 腰痛を生じる疾患はたくさんありますが、ここでは原因となる疾患が特にない、いわゆる腰痛症について説明いたします。
- 発症の要因として、加齢、筋力低下、筋疲労、姿勢不良、同じ体勢での長時間の作業、冷え、心理的ストレスなどがあります。
《主な症状》
- 急性腰痛症では激しい痛みで動けなくなることもあります。
- 慢性腰痛症は3か月以上続く痛みで、だるさや重さを伴います。気分が沈み、抑うつ状態となることもあります。
《検査》
- 必要に応じてレントゲン、CT、MRI、採血などで、他の疾患の有無を確認します。
《治療》
- 薬物療法、温熱療法、電気刺激療法、腰痛ベルトの使用、運動療法などがあります。
- 運動療法では、柔軟性を高め、筋力を強化することを意識して行います。
- 疼痛が強い間は安静にしますが、動けるようになったら徐々に運動をする方が経過がよくなります。
《予防》
- 普段から運動を行い、腹筋、背筋、下肢の筋力を鍛えることで腰痛を予防することができます。