なかにし整形外科|整形外科・リハビリテーション科

なかにし整形外科|リハビリテーション科・リウマチ科|三重県伊勢市のクリニック

ブログ

「健康のこと」などを発信しています。

嚥下障害について

2023/3/28
皆さん嚥下という言葉を知っていますか?
聞き慣れない言葉かもしれませんが、食べ物を口の中で噛み、飲み込みやすい大きさに変えて口から喉、食道、胃へ飲み送り込むことを意味します。
食べ物を口に入れ、嚥下するまでの過程は、おおまかに5つに分けられます。
嚥下
嚥下障害になるとどうなる?
①食事が制限される
→食べる楽しみが味わえなくなる
②運動に必要なエネルギーが不足する
 →疲れやすくなり活動意欲が減退する
③誤嚥を繰り返し、肺炎になる
 →口からものが食べれなくなり、さらに嚥下機能が低下する

日本では誤嚥性肺炎が死因の6位であり、
年間約4万人が亡くなっているといわれています。

嚥下障害の原因となる状態
●嚥下機能低下
日頃の活動量が低下すると嚥下機能が低下する
背中が丸くなると顎が前に出て飲み込みにくくなる
●呼吸機能低下
深い呼吸ができないと誤嚥しやすくなる
誤嚥時、痰の喀出能力が低下する
●口腔機能低下
咀嚼機能が低下し、食べ物の塊がうまく作れない
舌運動が低下すると食塊移送がうまくできない
●肩こり 首こり
肩や首回りの筋肉が硬いと嚥下筋が動きづらくなり働けない
肩甲骨の位置がずれて飲み込みを阻害する

次回は自宅でできる運動療法をお伝えします🌟

肩関節周囲炎の運動

2023/3/7
前回まで肩関節周囲炎についてお伝えしてきました。今回は家で簡単に行えるセルフエクササイズをご紹介します🌟

【テーブル運動】

①両手でタオルを押さえ、肘を前に伸ばしていきましょう。
②出来るだけ前までいって、ゆっくり戻ってきましょう。
③この動きを10~15回を目安に、1日2~3セット行いましょう❗️

ポイント☆痛みのない範囲で少しずつ動かしましょう

【肩甲骨の運動】

①手を後ろでタオルや棒を持ちます
②息を吸いながら、肩甲骨を寄せるように胸を張ります
③この動きを10~15回を目安に、1日2~3セット行いましょう❗️

ポイント☆呼吸をとめないようにしましょう

⚠️運動を行う際の注意
この運動で痛みが増すときは速やかに中止し、医師、理学療法士などにご相談ください。

空いた時間を活用して是非取り組んでみて下さい☺️ 

肩関節周囲炎②

2023/1/28
2023年のリハビリブログ第1弾です。
今年もよろしくお願い致します☺️

前回に引き続き【肩関節周囲炎】についてお伝えします。
今回は症状の例と回復過程、肩の健康自己チェックをご紹介します❗️

【症状の例】
①痛み
肩を動かすときや、夜中にズキズキする痛みが出現し、眠れないこともあります。
②動きの悪さ
肩の動きが悪くなり、手を上げたり、服を着替えたりすることがやりづらくなります。

【回復経過】
典型的な肩関節周囲炎は3つの病期を経て1〜3年くらいの経過で回復します。
①炎症期:初めの症状として痛みが出現し、肩を動かすことが苦痛になります。安静時の痛みや夜間痛を生じるようになり、拘縮(関節が動きにくくなった状態)が徐々に進行します。
②拘縮期:拘縮が中心となり、あらゆる方向に動きが狭くなりますが、痛みは軽快していきます。
③寛解(かんかい)期:拘縮が徐々にとれて、動きが改善していきます。

では、次の【肩の健康自己チェック】で状態を確認してみましょう。
unnamed
次回は今回紹介した肩関節周囲炎に対するセルフエクササイズをご紹介します🌟

肩関節周囲炎

2022/12/28
厳しい寒さが続き、早くも2022年が終わろうとしていますね。
元気な身体で新年を迎えて頂けたらと思います🌟

今回は肩の関節の病気、【肩関節周囲炎】についてです。
肩関節周囲炎は、肩の痛みや動く範囲が狭くなり、生活の中で困ることが多くなる疾患です。
一般的に、四十肩・五十肩とも呼ばれています。40〜70歳の年齢層に発症し、人口の2〜5%がかかるとされており、特に40〜60歳の女性に多いとされています。

【メカニズム】
関節を構成する骨・軟骨・腱(筋肉の一部)などが変性して肩関節周囲の組織に炎症を起こすことが主な原因と考えられています。
肩関節の動きをよくする袋(滑液包)や、関節を包む袋(関節包)が硬くなると更に動きが悪くなります。

次回は症状の例と回復過程、肩の健康自己チェックをご紹介します❗️

転倒予防の運動

2022/11/29
朝晩の寒さが堪えるようになってきましたね💦
体調にはくれぐれもお気をつけください。

今回は転倒を予防するために簡単に行える運動の例を2つご紹介します🌟

【サイドステップ運動】

①真っ直ぐに立ちます。
②腕を広げながら足を真横に踏み出します。
不安な場合は椅子などに掴まりながら行いましょう。
③左右10回ずつ同じように行いましょう❗️


【振り向き運動】

①腕を真上に挙げながら反対の腕を水平に挙げ、水平に挙げた方に大きく振り向きます。
不安な場合は腕を挙げずに椅子などに掴まりながら行いましょう。
②左右10回ずつ同じように行いましょう❗️


⚠️運動を行う際の注意
この運動で痛みが増すときは速やかに中止し、医師、理学療法士などにご相談ください。
ふらつきがある方は手すりなど安定したものに掴まりながら転倒に注意して行うようにしましょう。

空いた時間を活用して是非取り組んでみて下さい☺️
お問合せはTEL: 0596-22-7771
なかにし整形外科|リハビリテーション科|三重県伊勢市のクリニック
WEB予約